大阪平野がまだ河内湾として海の底だったころから、上町台地は岬として海面から出ていたそうですが、この周囲から高くなった地形には聖徳太子の創建(西暦593年)による四天王寺をはじめ200余りの社寺があるほか、神社仏閣の間を抜けるように趣のある古い坂道があります。
天王寺七坂(てんのうじななさか)と言われるこの坂道は石畳になっていて、隠れた名所として知られています。ここからの景色も風情があり素晴らしいです。それぞれ真言坂(しんごんざか)、源聖寺坂(げんしょうじざか)、口縄坂(くちなわざか)、愛染坂(あいぜんざか)清水坂、天神坂、逢坂(おうさか)といいます。
